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歩行の「質」への着目

花王では、乳幼児用紙おむつの開発を通して、数多くの赤ちゃんの歩行パターンを解析してきました。その歩行解析のノウハウを高齢者の歩行支援にも使いたいと考え、歩行パターンを解析するシステムを開発し、乳幼児から高齢者まで1万人以上の歩行データをもとに研究を進めてきました。
歩行やウォーキングでは、歩数や距離、時間などの「量」が重要視されがちですが、研究を進める中で、健康維持のためには歩行の「質」も大切だということがわかってきました。歩行の質とは、「歩行速度」と「歩き方」のことを指し、特に歩行速度については、速く歩くことにさまざまなメリットがあるということが、いくつかの研究によって明らかにされています。

「スピード歩行」のメリット

アメリカで行なわれた研究では、歩行速度と生存率には深い関係がある※1ことが発表されています。研究チームによると、歩行速度が速い人ほど、高齢になっても生存率が高いとのこと。特に75歳以上では顕著であることが確認されていますが、すべての年齢層・性別にも同じことがいえるそうです。
また、別の研究では、歩行速度が将来の健康状態を左右する※2ことがわかっています。歩行速度が速い人は、歩行速度が遅い人に比べて、がんや糖尿病、心不全などの重大疾患にかからず、認知機能や身体機能の障害もなく、精神的にも健康な状態でいられる確率が高いという結果でした。さらに、アメリカの国家的調査研究(FHS)でも、歩行速度が速い人と遅い人では、認知症の発症リスクが1.5倍も違うことがわかっています。
このほかにも、速く歩くことは、心臓や肺、血管などの機能を向上させたり、血流をうながし脳を活性化するなど、さまざまなメリットをもたらすことがわかっています。また、筋肉に刺激を与え、足腰を強くする効果も期待できます。歩行速度は年齢による身体の変化とともに低下していきますので、若いうちから速く歩く習慣を身につけておきましょう。

引用文献 1) JAMA.2011;305(1):50-58
2) Arch Intern Med.170(2):194-201,2010

「ホコタッチ」で歩行の
質を高める歩き方へ

「ホコタッチ」は、加速度センサーを内蔵した「専用の歩行計」と、これに蓄積されたデータの結果を印刷する「ホコタッチスポット」を組み合わせた健康支援サービスです。ホコタッチを装着して日常生活を送ることで、歩行の質(速度)と量(歩数)から独自の分析手法によって「歩行生活力」を示し、若々しい歩き方の習慣化を図ります。
「ホコタッチ」は、自治体における介護予防事業から企業の健康づくり、流通の顧客向けサービスなど幅広い分野と年齢層に展開が可能です。

ホコタッチサービスの利用で、歩行生活力がアップ

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